ヒメジ理化株式会社

TOKYO PRO Market上場「WizLaboなしでは無理だった」――手探りの上場準備から、正確性と業務効率化を両立させた開示体制の構築

  • WizLabo Plus
  • 属人化解消
  • 正確性の担保・向上
  • 記載ミス防止
  • 開示業務効率化

2025年2月にTOKYO PRO Market上場を果たした同社。上場準備に伴う開示書類作成の効率化と手作業によるミスのリスク軽減を目指し、「WizLabo」を導入しました。その経緯や導入後の効果についてお話を伺いました。

導入背景

社員全員が上場準備未経験であり、「何をどう進めるべきか」優先順位の整理から手探りでスタート。当初はWordでの開示書類作成を想定したが、手作業によるミスのリスクと、修正のたびに発生する膨大な目視チェックの負担が懸念された。会計システムベンダーのTKC様や監査法人から、Wordを用いた作業はリスクや負担が大きいとの指摘を受け、開示書類作成システムの導入が急務となった。

導入効果

データ取り込みの速度が速く、科目追加などの設定も容易なため、作業ストレスと工数を大幅に削減できた。通常のWordでは不可能な「数値の自動リンク」により、転記ミスの防止と正確性の向上を同時に実現。WizLabo上で監査法人のチェックが完結するため、資料のやり取りが簡略化され、確認フローがスムーズになった。

■現在の開示体制

体制人数: 6名(管理本部)
役割分担: 開示記載項目ごとに、経理部と総務人事部で役割を分担して作成。
運用状況: 導入当初(2024年5月)は専務取締役管理本部長も自らシステム上で実作業(発行者情報作成等)を行っていたが、現在は現場メンバーを中心に作業を進め、本部長は最終成果物のチェックを主に担当している。

■導入を検討した背景を教えてください

当社は2025年2月にTOKYO PRO Market(以下、TPM)へ上場いたしました。しかし、上場準備をスタートした当初は、社員全員が上場準備に携わることが初めてで、何から手をつけるべきかも分からない状況でした。そのため、まずは上場を目指すうえでの優先事項を整理することから始めました。
そこで課題となったのが、開示書類の作成業務です。当初はWordでの作成を考えていましたが、会計システムベンダーのTKC様や監査法人から「手作業は間違えるリスクが非常に高い」「修正のたびに目視チェックが必要になり、Wordで作成できるものではない」との助言を受けました。そこで、宝印刷の「WizLabo」をご紹介いただき、本格的に導入の検討を開始いたしました。

■導入の決め手はどのような点でしたか

TPM上場を目指すうえで、開示資料の正確性と効率性の確保は必須条件でした。システム検討にあたってポイントとしたのは、「既存の会計システムと連携できるか」、そして「直感的に操作できる仕様になっているか」の2点です。WizLaboについては、この両方を十分に満たしていました。
TKC様や監査法人からもWizLaboの導入を強く推奨いただき、決断に踏み切りました。実際に上場準備を進めてみて、その選択が間違っていなかったと実感しています。

専務取締役 管理本部長 大槻 真様

■導入してどのような効果が実感できましたか

上場準備の段階から導入させていただいているため、WizLaboを利用せずに作業をした場合との厳密な比較は難しいですが、通常のWordでは対応しきれない「数値のリンク機能」のおかげで、ミスの防止と大幅な効率アップが図れているという印象です。
現場で「これは便利だ」と特に評判が良いのは、他システムから出力したファイルの読込設定の容易さです。データの取り込み速度が非常に速く、科目の追加も簡単なため、ストレスなく作業を進められています。
また、監査法人による開示資料のチェックも、直接WizLaboを見ていただくことで完結するため、従来のようなファイルのやり取りが減り、確認作業を大きく簡略化できています。

■運用定着への工夫と、サポート体制への評価について

―社内への浸透はどのように進められましたか?

いったん、利用するメンバーを管理本部のみに絞り、まずは社内に「WizLaboに詳しい人」を定着させるよう工夫しました。今後はそのコアメンバーを中心に、WizLaboの操作を社内に幅広く浸透させ、開示業務の属人化リスクを抑えていきたいと考えています。

―宝印刷のサポート体制はいかがでしたか?

非常に満足しています。担当者の方からの指導や、サポートセンターの体制が充実しており、疑問点があってもストレスなく作業できています。また、営業担当の方とシステム担当の方が連携し、「上場に向けた知識面」と「システム面」を一気通貫でサポートしてくれたことが大変心強かったです。

管理本部の皆様

■今後の展望とWizLaboへの期待

―今後、WizLaboを活用して取り組みたいことはありますか?

開示業務だけでなく、今後はWizLaboの「月次機能」を積極的に活用し、社内報告の効率化も図っていきたいです。
開示や報告にかかる業務をシステムで徹底的に効率化することで、その先にある「管理本部として本来目指すべきミッション」に注力できる体制を作りたいと考えています。具体的には、職務権限の整理や、原価・棚卸の評価方法の見直しなど、製造業ならではのガバナンスや経営管理の課題解決に時間を充てていくことが目標です。

―最後に、宝印刷やWizLaboへのご要望があればお聞かせください。

製造業の経理部門同士で、先ほど申し上げたようなガバナンス関係の具体的な課題について意見交換ができるような機会(コミュニティやセミナーなど)を作っていただけると嬉しいです。
またシステム面では、「AIによる数値チェック」や「記載例との整合チェック機能」などが、今後TPM上場企業向けにも対応していくことを期待しています。

■宝印刷編集後記

世界遺産・姫路城を擁する兵庫県西部において、初のTOKYO PRO Market上場を果たしたヒメジ理化様。
上場準備が未経験の中、TKC様や監査法人様からの「手作業から脱却すべき」といった的確なご助言を契機に、WizLaboをご検討・ご採用いただきました。これにより、正確性と効率化を両立させた開示体制を迅速に構築されました。
地域を代表する企業の大切な挑戦に、信頼できるパートナーの皆様と共に伴走できたことは、私たちにとって大きな誇りです。今後も力を合わせ、全国の企業様の成長を確かな価値でサポートしてまいります。

ヒメジ理化株式会社

1965年の創業以来、独自のガラス加工技術をコアに展開する企業。半導体製造装置に不可欠な高品質の「石英ガラス加工品」の製造をはじめ、産業用UVランプやIRヒーターの製造・販売を手がける。高い技術力を強みに国内および台湾などグローバルに拠点を展開し、先端産業の発展を支えている。

創業
1965年1月 (設立は1968年5月)
上場市場
東京証券取引所 TOKYO PRO Market(証券コード:322A)※2025年2月5日上場
業種
石英ガラス製品製造
従業員数
連結:865名(2025年12月31日時点)
資本金
6,000万円(2025年12月31日時点)
売上高
144億8,690万円(2025年12月期実績・連結)
会計基準
日本基準(J-GAAP)
Webサイト
https://www.himejirika.co.jp/

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